わが町の特産品として、これまで、地場産業のニットをはじめ、舞米豚や湧水トマト、サマーティアラなど山辺町のブランド化へ向けて様々な支援と取組みを行ってきました。その結果、それらの商品・産物は、町内外の方々に山辺町の特産品として認知いただき、広がりをみせはじめています。
わが町、山辺町は、四季折々の自然環境に恵まれた土地柄で、県都山形市に隣接し幹線道路も整備され、左沢線があり、高速道路のインターも近く、立地条件には大変恵まれた環境下にある町であると考えます。また、それらの立地環境から山辺町への誘客、交流人口アップにつながる観光資源・素材も豊富な町であるとも思います。
大蕨の棚田、作谷沢の湧水、玉虫沼、ラベンダー園、ハスの里たての香苑(こうえん)、畑谷城址、安国寺、安達峰一郎博士、博士の生家、ふるさと資料館、オリエンタルカーペット、ニット、山辺温泉、舞米豚、サマーティアラ、湧水トマト、そば、わさび、さくらんぼ、酢だまり、菓子など、ここでは書ききれないほどの自然・歴史・文化・産業・食など様々な要素からなる観光ブランド資源があります。
これら山辺ブランド、観光ブラントにつながる素材が数多くあるなか、それらを山辺ブランドとして集約し最大限活用することで、今後の観光行政の活性化推進、町のさらなる知名度アップや誘客へ繋がると考えます。
来年、地方自治体・観光事業者・JRグループが連携し、山形県内に全国からの誘客を図ることを目的とする日本最大規模の観光キャンペーン「山形デスティネーションキャンペーン(DC)」が開催されます。
わが町でも、本年9月にプレDCとして街歩きを実施し、好評を得たと聞いております。そして、来年の本番へ向けて本格的に山辺町のおもてなしプランの企画が進んでいることと思います。
多くの方々に山辺町に足を運んでいただくキッカケ、そして、起爆剤となるキャンペーンになることは間違いないと考えますが、一番重要なのは、キャンペーン終了後、その盛り上がりと、更なる誘客を図るために、継続的に様々な仕掛けをしていくことが重要になってくると思います。
そこで、その仕掛けの一つとして、前段で申し上げた有形無形の山辺の特産となる素材をまとめた「山辺セレクション」の策定を考えてみてはいかがでしょうか。
これまでのブランド化施策で得た認知商品にプラスして、それ以外の産物へのブランド化推進、そして、単品のものを一つのテーブルにまとめることでの山辺ブランドの確立へ向けて、非常に良いタイミングではないかと考えます。
町内外の方々に、山辺町の特産品をよりわかりやすく、より知ってもらうための施策として、今後のわが町の観光行政施策の一つと考え、行政がリーダーシップをとり、関係各所との検討をぜひ実施していただきたいと思います。
以上、申し上げました提案含めて、町の見解と今後の取組みなどご答弁よろしくお願い致します。