山辺の観光をもっと真剣に

町議の中の有志で勉強会のグループをつくってます(会派ではありませんが)
町議として多岐に渡る案件を審議したり、提案したりするためには、やはり知識と経験が必要です。
個人的にはそれぞれが様々なセミナーや研修会に参加して常々見識を広げているのですが、グループでの勉強会はちょっと違います。課題や問題などを共有できるのが最大のメリット!
ひとつの話題にたいしても、十人十色の意見が出るのが刺激的で面白い。

ということで、先日、高畠町で、町の観光振興策を学んできました。
講師は昨年まで高畠町観光協会の事務局長をしていた

まほろばの里
自然と歴史愛好家
観光アドバイザーの
戸田一郎さん

高畠町の歴史から名所、観光協会の取り組みや課題など詳しく説明いただきました。

その中で、やはり観光協会の役割の重要性をあらためて実感しました。

そこで、人口約2万5千人の高畠町観光協会の予算は、指定管理業務含めて年間1億4千万円(一般会計2千300万円)
ちなみに山辺町観光協会は年間約1千万円です(町からの負担金は500万円)

単純に予算だけでは、人口や町の規模にもよっても違うので比較できませんが、力のいれ方がちょっと違います。

高畠町内の観光施設は、神社仏閣(亀岡文殊・安久津八幡神社・資福寺跡・伊達家9代夫婦墓所)、文化施設(浜田広介記念館・県立考古資料館・町郷土資料館)、観光センター(よねおり観光センター・高畠ワイナリー・道の駅高畠・高畠駅太陽館)、温泉施設(太陽館・ぬくもりの湯・湯沼温泉)など多岐に渡ります。
様々な施設がありますが、今一番力を入れているのが、高畠ならではの歴史観光と自然体験観光です。
縄文草創期の遺跡発見、伊達家のふるさととしての観光の取り組みを中心に仙台との交流拡大を目指しターゲット誘客をしています。
また、有機農業発祥地として、農学校開催など各地に村塾を開催し大学生の体験受け入れや中学校教育旅行の受け入れを実施しています。
様々な観光の取り組みから町の活性化を図り人口交流拡大と定住化促進を目指していました。

わが町も戸田さんのような観光に専従する人材、観光案内人の育成などのソフト面の「人」
今ある町の観光資源を整備し人が集まる仕掛けをするハード面の「場」を管理し企画・PRする母体としての役割を果たす観光協会の組織改革と強化が早急に必要です。
交流人口拡大を目指し、多くの方が山辺に来ていただけるような仕掛けをしていかなくてはならないと思います。
町の活性化のひとつの切り口「観光」の強化が今求められています!