山辺初市
毎年1月12日は、山辺町の初市。
本町、駅前、仲町通りが縁起物のだんご木や初あめなどの出店で賑わいます。また、今年も町特産の鯉をたっぷり使った「鯉こく汁」と「甘酒」の振舞いを行います。
ぜひ山辺町初市にお越しください〜
【山辺町初市】
・新初市 1月12日(月) 9:30〜16:30
・旧初市 3月 2日(月) 9:30〜16:30
【振舞い】
・甘酒 (新初市のみ実施) 9:30〜
旧山形しあわせ銀行山辺支店
・鯉こく汁(新旧初市で実施) 11:30
ふるさと資料館駐車場
【特別販売】
・まるでとま豚(新初市のみ実施)
県立山辺高校の食物科の生徒たちが考案した豚まん“まるでとま豚”を数量限定で高校生が特別販売します。
販売数 限定50個 価格300円/個
場所 山辺町ふるさと交流センター前
【無料休憩所】
山辺町観光案内所すだまりでは、無料のお茶やコーヒーでおもてなしをいたします。
※駐車場はショッピングプラザBELさんの屋上駐車場をご利用下さい。
~山辺町の初市~
山辺町の初市の起こりは江戸時代にまで遡ります。慶長六年(1601年)山野辺城主となった山野辺義忠は、山野辺城を中心として近世的な城下町を作り上げました。人々の生活を便利にし、城下町を繁栄させるためにいろいろな事業をやっていますが、その一つが「市日」の設定による商業の奨励でした。
現在の本町から東町にかけての東部の大通りに、二、六、九のつく日に場所をずらしながら北上して、「市」を毎月九回開きました。通りに面した家々では各種の品物を扱っているのが記録されています。中心部になる大手町には「市神」を祀り、「市」の安全と繁栄を祈りました。
山形城主最上義光時代に正月十日に山形で初市を開くようになりました。周辺の山形盆地の村々では重ならないように日を違えて初市の日が設定され、山野辺村では山形より二日遅い市日の十二日に初市が開かれ、近郷近在から多くの人々が集まって賑わいました。
昭和十年ころの記録では、出店数が百三十~二百店を数え、現在の朝日町、白鷹町や天童市等、各地からかなりの商人が参加していました。
販売されるのは、野菜・果物が約三分の一で、山辺、大寺、皿沼、吉野宿、鮨洗等から、金物・雑貨・古着等は山辺と山形から、呉服物・漆器・肴・雑誌等は山形、その他いろいろな品物が並び、町内を通れないほどの人出であったそうです。