東日本大震災時の災害対応の検証とそれを教訓としての防災計画の改善について

 3月11日発生した東北地方太平洋沖地震にともなう東日本大震災では、多くの尊い命が奪われ、今尚被災された方々は避難所生活を余儀なくされています。

 わが町では、地震発生時から全町停電になり当たり前の生活のありがたさを痛感した経験ではなかったかと思います。

 さて、この度の大震災におけるわが町の対応は、災害対策本部の設置から防災放送でのアナウンス、避難所開設、消防団による被害確認等々、災害対応マニュアルに基づき迅速な対応を講じました。

 今回様々な対応をしたなかで、実体験の中から見えてくる実務レベルでの不備、改善していかなくてはならない事項があったはずです。

 具体的に言いますと防災放送のバッテリー切れ、放送の仕方、聞こえずらい箇所、発電機の必要性、避難所開設のアナウンス、消防団対応、自主防災組織のあり方など。

 大きな被害がなかったわが町で、今回の震災を機に今後の予測される活断層地震等の災害に備え現場から見えてくる不足するもの、町民が感じる不備を集約し検証していかなくてはならないと考えます。

 そして、その検証作業から得た改善点を防災計画・マニュアルに反映し、実体験から成る真の防災マニュアルづくりが急務と考えます。

 そこで今後の町の防災・災害対応に対する考え方と改善策を具体的にお聞きします。

 また、有事の際の情報発信ツールとしてソーシャルメディアが有効であったことは皆様もご承知の通りだと思います。

 そしてこの震災でいかに情報が大切か、そして情報を得ることで安心できるかが実感できたと思います。

 山辺町でもツイッターの公式アカウントを取得し情報発信をスタートしました。

 そういった現況を踏まえてこれから様々な場面での情報発信に期待しております。