明るい未来!

山辺町中地区の北山で江戸時代の終わり頃に一農民が冬季の副業としておこなっていた人形芝居

「面白人形芝居」

この芸能は、一族によって受け継がれ余暇がなかった時代、大変人気がありましたが、時代の流れと共に後継者が減っていき太平洋戦争後たった一人残った人形遣いの方が亡くなると、その後完全に途絶えてしまいました。

今から14年前、中中学校の生徒が、全校合同の授業の中で「地域の良さを再発見しよう」というテーマで学習に取り組み「面白人形芝居」と出会い、復活させようと活動をはじめました。
最後の人形遣いのご子息に当時のことを教えていただきながら、町の文化財として伝わってきた人形を使用させてもらい復活することができました。
その後、町のふるさと資料館の館長はじめ、地区の方々の協力により「大蕨座」として地区の文化祭、やまのべ荘、飯田人形劇フェスタの公演など活動の幅を広げてきました。

そして、この度の鳥海小学校・中中学校閉校の計画が進行する中「面白人形芝居」は閉校したらどうなってしまうんだろう?という疑問と「もし学校と一緒になくなってしまったら…」という寂しさから、無くしてしまうのは「もったいない 」「私達に出来ることはなんだろう」と卒業生達が考え、継承していくサークルをつくり活動をはじめました!

その名は、
「ちくわんぴーす」

地区+1(one)+Peace(平和)
地区がひとつになり幸せになる

地区+1(one)+Piece(個人)
地区の一員であるひとりひとり

地区のひとりひとりが手を取り合って幸せになれますように、
大好きな中地区で生まれた大切な面白人形芝居と、このサークルがいつかここに深く根付いてくれることを願って、メンバーのいろんな思いが詰まった名前です。

若い彼等彼女達が学校閉校を前に、大切なもの、残し受け継いでいかなくてはならないもの、地域愛など…感じたことを行動に移し活動をはじめたことにエールを送りたいです!

まちづくり、町の活性化は、若者、ばか者、よそ者がキーパーソンとよく言われています。

やはり、若者が積極的に活動する町は明るく元気な町になると思います。

私も負けずに頑張らないとと勇気づけられました。

これから、面白人形芝居&ちくわんぴーすを様々な場面でPRしてきいたいです。一人でも多くの方に知っていただくことで、中地区のみんなが明るく元気に、そして山辺町全体が楽しい町になるように!

皆さんも是非応援してください!

ちくわんぴーす
ホームページ
http://x92.peps.jp/omojiro2011?id=omojiro2011&guid=on

Twitter
http://twitter.com/#!/chiku_onepeace

さいごに。
自分のまわりを見たら、何があるのか。
私達は何に守られて、何の要素になれているのか。
自分のすぐそばにあるものを
この閉校式に向けての日々の中で実感しました。
キレイな言葉や整った言葉でなく、
これを見て皆さんの心の中に残ったものが、
私達の伝えたい言葉(モノ)です。

先日の閉校式で、ちくわんぴーすの面白人形芝居の公演が行われ、
参加者に配布されたパンフの締めくくりの一文です。

皆さんは、何を感じましたか?

私達は何に守られて、何の要素になれているのか。
自分のすぐそばにあるものを…

見習わなくてはですね。

さぁがんばろう〜

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 文化、卒業生達の取り組み、廻りの人のサポート、全てが「すばらしい」につきます。

  • 亀さん、ほんと素晴らしいですね!
    子どもからお年寄りまで一体感がある地区です。
    若い世代の取り組みをみんなで応援し、見守る地域愛♫
    私も応援していきたいです。